2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月27日 (金)

素晴らしいゲルマン野球

ドイツからドイツ人が来て、一緒に韓国料理を食べた。まぁドイツからドイツ人が来るのはシリアからフェニキア人が来るよりは普通のことだけれど。

初対面だった。

俺「我々日本人は、年齢を非常に気にするんですよ。なぜならもしあなたがオレよりも1歳でも年上だったら、オレはあなたに敬語をつかわなければならないからです。でももしあなたがオレと同い年かそれ以下だったら、タメ語です。では、差し支えなければ、年齢を伺ってよろしいですか?」

彼「45歳です」

俺「何だよそんなハゲちょろけのくせにオレより年下じゃん! 勝ったな!」

実際の会話は英語で進行したので日本語に比べて明確な敬語/タメ語表現ではないのだけれど、まぁ接するにあたっての気の持ちようはぜんぜん違うのである。

俺「オリヴァーはさぁ、なんかスポーツはやってんの?(すでに上から目線)」

彼「ヤキュウをします」

俺「野球? ドイツ人なのに野球? 吉田義男に習ったのか? それはドイツじゃなくてフランスか・・・」

彼「ヨシダヨシオ? それ、マザーグースのキャラクターですか? ハンプティダンプティみたいな。ワタシはアメリカのサンディエゴに住んでいたことがあって、その時にドジャース・スタジアムでロサンジェルス・ドジャースとモントリオール・エキスポスの試合を見たのがヤキュウとの出会いでした。ドジャースのピッチャーはハーシュハイザー、エキスポスはマルティネスでした。試合は1-0でドジャースの勝ちだったのですが、素晴らしい投手戦で、それ以来すっかり野球に魅せられてしまったのです」

俺「(最初に見た野球の試合が1-0の投手戦で、しかもそれに退屈するどころか「魅せられて」しまうこの男って一体・・・と思いつつ) へー、普段どこでプレイしてるの?」

彼「ドイツにいくつかヤキュウのチームがあって、そのうちのひとつに所属しています」

俺「だけど野球場なんかないだろ?」

彼「たいていはサッカー場でやります。サッカー場で野球をするとたとえばレフト線に対してライト線が極端に短くなってしまうので、試合前に『ライトのオーバー・フェンスはホームランではなく2塁打』とか、ローカル・ルールを決めてからやります」

俺「なるほど。オリヴァーの、守備位置と打順は?」

彼「ライト・フィールダーです。打順は1番です」

俺「イチローじゃん」

彼「いや、そんな(照)」

俺「からかってんだよ。真に受けんなよ。足、速いの?」

彼「ワタシは背が低いので、フォア・ボールをゲットしやすいんです。だから、トップ・バッターなのです。足が速いわけではありません。ドイツには、コントロールに苦しむピッチャーが多いのですよ」

俺「まぁ日本人みたいに、ガキの頃からキャッチボールしてきたわけじゃないしな。で、オリヴァーのチームは、名前なんていうの?」

彼「マンハイム・アミーゴス、です」

私のチームの名前は、マンハイム・アミーゴスです、と言った時の彼は、自分のチームへの愛と誇りに満ちていた。ドイツの野球チームの名前が何でスペイン語なのか、と詰問しようとしたけど、日本の大阪にだってわけもなくスペイン語の名前を持つサッカー・チームが存在することを思い出して、やめた。

マンハイム・アミーゴスに栄光あれ!だ。

2009年2月25日 (水)

小心翼翼

セーターの腕まくりができないんです。

セーターを腕まくりすると袖口のリブの部分がだりょんだりょんに伸びてしまいそうじゃないですか。それが怖くてセーターの腕まくりができないんです。なんか自分でも小さいなぁと思います。

なのでそんな小さいことを気にせずに潔くセーターの腕まくりをしている人に会うとちょっと尊敬してしまいます。

それとも、最近のセーターは品質が向上してリブが伸びきったりしないのでしょうか?

でもたまに、セーターを腕まくりしていた人がなんかの拍子に腕まくりをやめた状態を見かけると、やっぱり袖のリブがだりょんだりょんになってることを発見することも多く、「ほら見たことか!」と内心思ったりもするのです。特にフランス人にそのだりょんだりょんは多いです。

2009年2月24日 (火)

ポジティブ・シンキング

-この不況、100年に一度って言われてますよね? ってことは今生きてる人は誰も経験したことのない事態なわけで、そんな今の地球全体の『初体験』に立ち会えるなんてなんかわくわくしませんか?

-不況で経済活動が不活発になると、石油の消費量も減るし二酸化炭素の排出量も減る。不況も実は地球環境にとってはいいことなんですよね。そう思うとこのままずっと不況のほうがよかったりして・・・。

っていうような言い方をこの間日本に帰った時にいくつか耳にしたのですが、まぁ個人の努力でどうにかできるものじゃないので下を向いてないで前向きに行こう明るく行こうという気持ちは勿論オレにもあるんですが、なんと言うか、それはそれで「絵に描いたような」「型にはまった」「ステレオ・タイプな」「他人の言葉を借りてきた」ポジティブ・シンキングだよなぁと思ってしまうのです。

たぶん不安があって、その不安を払拭するために自分の気持ちの「落ち着き先」を探していて、ある「型」にはめてしまうことでその不安を「固定」してしまおうとしているのだと思いますが。なんかね、うまく言えないんですがその「固定して安心したい」っていう気持ちってあんまりよくない(場合がある)んじゃないかと思うんです。簡単に片付けてはいけないというか。

世の中に存在する様々な「ステレオ・タイプなセリフ」を集めてきてR-1グランプリで優勝した中山巧太のネタに「地球が滅亡する瞬間に『ね、みんな笑お!』と呼びかける人」っていうのがあって、そういう人っていかにもいそうで笑ってしまいました。

2009年2月12日 (木)

ディエゴ・マラドーナ・デイ

2月11日、日本代表がオーストラリア代表とスコアレスで引き分けた日はいわゆる国際Aマッチデイで、フランスのマルセーユではフランス代表とアルゼンチン代表の親善試合が行われました。

この試合で最も目立っていたのはもちろん、素晴らしいカウンターでフランスのディフェンス陣をパニックに陥れダメ押しの2点目を叩き出したメッシではなく、代表監督2試合目のディエゴ・マラドーナでした。

この試合の直前に「実は現役時代、ナポリの次にマルセーユに来る可能性があったんだよね」と発言したことからマルセーユのスタジアムはマラドーナ歓迎ムード一色、フランスのホーム・ゲームとは思えないほどでした。1チャンネル(民放)の中継はとにかくことあるごとにマラドーナのアップをインサートしまくりでした。

Maladona

試合終了直後、マラドーナに直撃インタビューを企てるリポーター、それを阻止しようとするアシスタント・コーチ、そしてその背後には身長2メートル・体重150キロ(いずれも推定)の黒人ボディガードと、なかなかスペクタキュラーなものを見せていただきました。マラドーナみたいな人生っていったい・・・。

フランスの民放の代表戦の中継ではいつも、われわれ日本人が大好きなアーセン・ベンゲルが解説してくれます。まぁフランス語なので何言ってんのかわかんないのですが。

Wenger

2009年2月10日 (火)

消去法

私は哲学の教授資格試験の準備をしていたが、私が哲学に向かっていたのは、私が本当に哲学を専攻することを希望していたから、というより、むしろそれまで首を突っ込んでみた他の学科を好きになれなかったためであった。

クロード・レヴィ=ストロース「悲しき熱帯」 川田順造訳 中央公論新社

レヴィ=ストロースですらそうなのですから、普通の人間が消去法で進路を決めるのは致し方ないと思います。大丈夫です。そんなもんです。

Cls

2009年2月 5日 (木)

ジュリアンへのアドヴァイス

「...君の将来は困難だろう。君の中には、俗人に反感を起させるものがあるようだ。嫉妬と、中傷とがいつまでも君につきまとうだろう。神意によって君がどこへ行ったとしても、仲間はきっとにくしみの眼で君を見るだろう。そしてもし彼らが、君を好いているようなふりをしたら、それはもっと確実に君を裏切るためだ。それを避ける法は一つしかない。つまりただ神さまだけを頼りにしなさい。神さまが君の不遜を罰するために、他人からにくまれるような必然をおあたえになったのだ。君の日常の行いが清浄であればよい。わしはそれが君の唯一のよりどころだとおもう。君が誠の道にさえしっかり心がけていたら、いずれ敵どもは手も足も出なくなるだろう」

スタンダール「赤と黒」 桑原武夫・生島遼一訳 岩波文庫

2009年2月 4日 (水)

ヒズ・ガール・フライデー

イギリスの映画雑誌「エンパイア」が史上最高の映画ベスト200(確か100じゃなくて200だったと思うのだが忘れた。「エンパイア」のサイトに行ってみたけど記事が見つからなかった)を選出した時に1位がゴッドファーザーだったということをこのブログのどこかに書いたのだけれど、その時にハワード・ホークスの「ヒズ・ガール・フライデー」が思いのほか高い順位にランクされていて、それ以来気になっていたのだが、この前新宿の紀伊国屋書店でみつけたので買いました。めちゃめちゃ面白いです。

以下ウィキペディアの受け売り。「ヒズ・ガール・フライデー」はいわゆる「スクリューボール・コメディ」の傑作のひとつとされている。「スクリューボール・コメディ」とはスクリューボール(つまり直球じゃなくて「くせ球」ですね)のような鋭いひねりの効いたコメディ、というほどの意味で、主人公の男女が激しく口論・喧嘩をしながらも最後には恋に落ちるロマンチック・コメディのことである。映画評論家アンドリュー・サリスはスクリューボール・コメディのことを「セックス描写のないセックス・コメディ」と定義しているが、「スクリューボール・コメディ」がたくさん作られた1930年代から40年代には性描写に関する規制が厳しく、(観客を惹きつけるはずの)性描写抜きにロマンチック・コメディを作る必要が「スクリューボール・コメディ」を生んだ、らしい。ちなみに1934年に公開されたフランク・キャプラの「或る夜の出来事」(主人公のクローデット・コルベールがスカートをたくし上げて太ももを見せることでヒッチハイクするシーンが有名な映画)が「スクリューボール・コメディ」の第1号作品とされている。

His_girl_friday_poster

「ヒズ・ガール・フライデー」も「或る夜の出来事」もすでにパブリック・ドメインになっていてどちらも500円で買えます。

東京で食べたもの

Sukiyaki

月曜日:赤坂「よしはし」のすき焼き

ここはミシュラン一つ星だそうです。

Motunabe

火曜日:赤坂「よかろう門」のモツ鍋

鍋そのものの写真を撮るのを忘れました。

Itameshi

水曜日:青山「sin」のイタ飯

ここは鵜木さん・有山さんと一緒でした。(と書いてよ、と言われていたので素直に書きましたよ)

Tanshabu

木曜日:中目黒「zessan」のタンしゃぶ

「木」という字を三つ書いて「森」になるように、「舌」という字が三つで「zessan」だそうです。

Fugu

金曜日:六本木「浜藤」のふぐ

東京に来る飛行機の中で映画「おくりびと」を観たところだったので「白子の焼き方はどうしますか?」と聞かれて「塩で」と即答。

今回もまたおいしいものをたくさんいただきました。

2009年2月 3日 (火)

Forever Young

http://www.youtube.com/watch?v=MNVxeBglwxo

今年のスーパーボウルのCMの中で最も印象的だったのはペプシのこのCMだが。

このCMはペプシの「リフレッシュ・エヴリシング」キャンペーンの一環なのだけれど、このキャンペーン、要するにオバマ新大統領に完全に乗っかってるわけで、その点でなんだかなーという感も否めないのであって。

というのもわれわれは普通「政治というものに対する距離感」には過敏なまでに気を使うわけなのだけれど、このキャンペーン、そんなこと微塵も考えてないわけで。

ペプシのサイトに行くと「オバマ=アメリカをリフレッシュする男」という位置づけになってるわけですが(笑)。

CMでボブ・ディランのフォーエヴァー・ヤングをカバーしているのはブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アムで、このオバマの演説サンプリング・ソングの仕掛け人なのであり。

http://www.youtube.com/watch?v=jjXyqcx-mYY

ところでそんなことを考えながらも話は急に小さくなるのだけれど、コンサートでスローテンポな曲が始まると聴衆がライターに火を点して左右に揺らすという行為が、今ではライターの代わりに携帯電話のディスプレイの明かりを使って行われるということをこのCMを見て初めて知ったのだった。しかし、コンサートの間は携帯の電源を切っておくべきなんじゃないか?とも思うのだが。

ちなみにハイネケンのこのCMを見ると、コンサートでライターに火をつけるという行為は1978年の7月15日に始まった、ということらしいのだが本当なんだろうか?

http://www.youtube.com/watch?v=-ltoIDkPpj4&feature=related

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

最近のトラックバック