コールマン・ヘンケン歯医者に行く
今ふと思ったのだけれど「森村桂パリに行く」というタイトルは、ジェームズ・スチュアート主演の映画「スミス都に行く」の影響下にあるのだろう。ないのかな。
ガムを噛んでいたらもともとちょっとグラついていた差し歯がポロリと落ちてしまったので、慌てて歯医者に行ったわけです。レミー・タニムラ先生は(たぶん)日本人とフランス人のハーフで、日本語ができます。レミー平野のせいで女性かと思っていたらミッシェル宮沢似のハンサムな男でしたが。
レントゲン写真を見た瞬間に「うー、これはヤバイ」とか言われ、2回目に行ったら即座に2本も抜かれていました。
オレが治療用の椅子に仰向けに寝てるじゃないですか、そうすると、治療器具をオレの胸の上にいくつも置いておくんですよ。日本の医者なら、治療器具は傍らのトレーとかに置いておきますよね?患者の胸の上とかに置かないですよね?もちろんエプロンはつけさせられているのですが、ピンセットやら鋭利な刃物やらほじくるものやらを、みんなオレの胸の上に置くんです。で、その器具をとっかえひっかえしながら治療するのですが、使い終わった器具をオレの胸の上に放り出してまた違う器具をピックアップするもんだから、なんか、ノリとしては人間に対する医療行為というよりは咥え煙草のおっさんがクルマを修理してる感じに近いんです。まぁ、鼻歌を歌われなかっただけラッキーだと思ったほうがいいんでしょうか?最後に先生が「よし、オッケー、完璧だな」とか言うもんだから、逆になおさら自分がポンコツなクルマに思えてきました。まぁ今後はもっといたわりながら走れということでしょう。
n=1で結論付けるのもいかがなものかとも思いますが、フランスの医者って、患者をすごく即物的に扱う気がします。よく言えば、「科学的に」扱うのですが。「病は気から」なんて全然思ってなくて、科学的な因果でしか病気をみてない感じ。まさに西洋医学。
結局2本抜かれ、歯茎の中に「バイオ・マテリアル」(と先生は言ってた気がする)を詰め込まれ、タコ糸(オレの主観ですが)でぐいぐい縫われました。口を開けると糸が見えるし、糸の端が余ってるんですが、治療としてこれは適切なのでしょうか?ちょっと不安です。
先生に指定された薬を薬局で買った(フランスの医者は薬を出さないので、処方箋を持って薬局に行くシステム)のですが、薬屋のおばさんに「これ、むこう6日間ぶんの抗生物質ね。これを飲んでいる間はお酒は飲まないこと」と言われました。でも日曜日から日本に行っていろんな人とお酒飲むことになっているので、それはできない相談だな、と。まぁ、ほどほどにね、と。










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