レヴィ=ストロースが死んだ。
パリで生活を始めてすぐの頃、つまり2005年の終わり頃だと思うのだけれど、たまたま入ったサンジェルマン・デ・プレの本屋でレヴィ=ストロースの本を見かけ、「そう言えばレヴィ=ストロースっていつ死んだのだろう?」と思ってネットで調べてみたら、全然まだ生きてることを知ってびっくりしたのを鮮明に覚えている。本当にびっくりした。
「そうかオレってレヴィ=ストロースと同じ空の下に生きているのか」と思い、アカデミー・フランセーズの前を通るたびに「ここにレヴィ=ストロースがいるんだな」と思い(いないと思うが)、なんだか感極まるようにして「悲しき熱帯」を読み、そして読めもしないそのフランス語の原典のペーパーバックを「記念に」と思って買ったのだった。もちろんまだ読んでない。っていうか一生読めないと思うけど。
文化人類学という学問に駒場で出会ってから、27年の歳月が流れていたのだった。





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